07955/07955 GGD01402 でき 四国の旅(3/12: 第1ステージ) 京都-徳島 ( 9) 01/03/12 22:44 朝8時に目覚ましの音で目を覚ました。とりあえず、布団に入ったまま、海援 隊の会議室に入国の挨拶を書いた。まもなく、朝食ができたという真由美ちゃ んの声で朝食が始まった。 今日の計画は、淡路島を軽く走ってから徳島まで行くつもり。朝ご飯を食べな がら、作戦を練った。昨日のちんさんとの電話では、明石海峡大橋の袂にある 舞子の駅から乗るバスが輪行しやすそうだったので、舞子を目指すことにし た。 かなぶんと真由美ちゃんに最寄駅まで送ってもらってから、阪急電車に乗って 梅田に着いた。しかし朝ゆっくりしすぎたため、この時点で11:20。淡路島で 走る時間がほとんどなくなっていた。そこで鳴門直行に急遽作戦変更。心配 だったバス輪行も無事にOKされ、徳島行き高速バス車中の人となった。 途中うとうとしたが、大きなカーブによる横方向のGで目を覚ました。もし や。思ったとおりトンネルを抜けると大きな吊橋が視界に入ってきた。なんて 大きいんだろう。明石海峡大橋も大きかったが、遠くに見える神戸の海岸も長 く長く伸びていた。海に浮かぶたくさんの船。目に焼き付く光景だった。 やがてバスは淡路島に入った。ここで今まで大きな勘違いをしていたことに気 づいた。四国と並べてみるとちっぽけに見えた淡路島は、実は大きかった。起 伏に富み、多くの山があり、街があった。今回は通過してしまったが、ぜひま た走りに来たいと思った。 鳴門公園口で下車。「気をつけて」という親切な運転手さんにお礼を言い、手 を振った。バスが見えなくなると、早速自転車を組み立て、上に着ていたもの を脱いで戦闘服に変身した。突然このまま道路を走ってみたいとの欲求にから れたが、ふと我に返り高速道路を離れた。 高速道路を離れると、そこは鳴門公園の中だった。渦の道という橋梁下から渦 潮を見下ろせる遊歩道があるのだが、月曜休園のため入れなかった。代わりに 山頂の展望台から鳴門海峡を見下ろすと、南向きの勢いある潮流が見えた。な んだか流れが乱れているように見えるのが渦潮なのかな。淡路島や吊橋をバッ クに何枚か写真を撮った。 その後、自転車乗りの習性に従い、坂がたくさんありそうな鳴門スカイライン を経由して徳島を目指した。途中、堂浦の風景は漁村風情があり気に入った。 そうこうするうち、徳島も目前の吉野川の橋への登り。立ちこぎをしたら、カ ランという金属音が足元から聞こえた。足元を見てショックを受けた。走り始 めからフロントの変速が調子悪かった理由がやっと判った。ガーン。左ワンが 外れてる。シマノのBBにTAのクランクをつけており、修理に必要な道具を確保 するのは絶望的だった。 騙し騙しなんとか徳島駅に着き、とりあえず宿を探した。駅前の案内所で駅前 旅館を確保。なんとか宿無しは免れた。 宿に荷物を置いてから、案内所で教えてもらった自転車屋に行った。そこは俗 に言うママチャリ屋であり、シマノの専用工具など出てきそうもなかったが、 ダメもとでBBを締めてほしいとお願いしてみた。BBを見るなり、「締めてもま たすぐ緩むよ」と。なんて頓珍漢なことを言っているのかと一瞬むっとした が、まさかこのおじさんは私が何度もBBをつぶしたことを知っているのかと、 妙に感心した。でもって、出てきた道具はひん曲がった大きなヤットコ。うま く行くのかと心配だったが、アールがちょうどぴったりで、完全とは行かない までも左ワンを奥まで入れることができた。 応急処置ができたことに安心しつつ、日没前に宿へ帰り一日を終えた。 第1ステージ(京都-徳島)終わり。第2ステージ(徳島-土佐山田)へ続く。明日は 走るぞ。 本日の走行距離: 33.52km(鳴門-徳島) でき