07956/07957 GGD01402 でき 四国の旅(3/13: 第2ステージ) 徳島-土佐山田 ( 9) 01/03/14 23:25 今日は四国を西に横断するため、距離を稼ぐと決めた日である。 8:30に宿を出発。GPSにあらかじめ入力したルートに従い、街中を楽々抜け た。朝から北西の風が強く、風向きしだいでは随分苦労することになりそう だ。 幹線道路を避けるため、与作(R439)から136号経由で16号へ出た。ここでも時 折トラックが来てうっとおしかったが、勝浦に入ったところで、28号にチェン ジ。交通量が激減し、ようやく走りやすくなった。ここからずっと那賀川沿い の道を行くことになった。 川沿いにはミカン畑が多かった。もう収穫の最盛期は過ぎており、あまり果実 の残っている木は少なかった。ぽつんぽつんと付いているものは、鳥のえさに でもするのだろうか(どこかの雪国でリンゴを冬場の鳥の餌に残しておく習慣 があるのを聞いたことがある)。 鷲敷からR195に入った。今日の目的地は土佐山田の夢の温泉。ひたすらR195を 走るだけであった。 那賀川にはダムや発電所が多く、川に水が満ちている場所が多かった。上流に 行くにつれ、青緑色の水は澄んだ水色へと変わっていった。 昨日応急処置をしたBBが再び緩んできた。道端に自転車を駐めて、手で締め直 した。そのときハンドルが回り、サイクルコンピュータのケーブルが引き千切 られ、動作不能となった。ナビゲーションに最も重要な道具を失ってしまっ た。今回の旅はトラブルが多い。 徳島県と高知県を分ける四ッ足峠トンネルに着いた。トンネルの手前右側には 細い分岐があり、旧道の臭いがした。サイクリストとしては旧道を攻めたい気 持ちに駆られたが、昨年11月に新潟の山奥で旧道に入ったらひどい目にあった ことを思い出し、時間に余裕のない今回はあきらめた。 長い国境のトンネルを抜けると、そこは雪国ではなかったが、山肌を雪が覆っ ていた。 あとは宿までずっと下りのはずであったが、スピードは30km/h位しか出なかっ た。朝からの強い西風が谷を駆け上がって来るため、こいでもこいでも進まな かった。 宿の手前5km香北町に道の駅美良布があった。道の駅は全国チェーンである が、運営は地方に任されているのか、場所により施設がさまざまで、その土地 の特色が出ているので、いつも楽しみにしている。美良布では健康センターに なっているようで、自分としてはややがっかりした。しかし、裏に回るとアン パンマンミュージアムなるものが併設されているではないか。勧善懲悪の代名 詞とも言えるアンパンマンは、ドラえもんと並んで比較的好きなアニメであ り、入ってみたい気もしたが、やっぱり恥ずかしいので止めた。ちなみに、あ とから判ったことだが、香北町はアンパンマン作者の故郷だそうだ。 道の駅を後にすると、まもなく本日のお宿の夢の温泉に着いた。川のほとりに ある一軒宿で、部屋からは水鳥がたたずんでいるのが見え、落ち着いた宿で あった。 第2ステージ(徳島-土佐山田)終わり。第2ステージ(土佐山田-大正)へ続く。 本日の走行距離: 154.4km(徳島-土佐山田)