07958/07958 GGD01402 でき 四国の旅(3/15: 第4ステージ) 大正-中村往復 ( 9) 01/03/15 21:54 目を覚ますと、天気予報どおりの雨がしとしと降っていた。9時頃までには止 むということなので、起床・朝食時間をいつもより1時間遅らして、朝はゆっ くるすることにした。 今日のコースは、R439で四万十川の河口までショートカットしてから、四万十 川沿いに遡上する予定。 出発の9:30には、雲の切れ目に青空が見えるくらい、天気は回復していた。ま ず道の駅四万十大正に寄ってみると、自転車旅行中の若い女性がいた。彼女に は見覚えがあった。昨日須崎のR56のトンネルへの登りでMTBを押していた女性 だった。話し掛けてみると、名古屋から来ており、今日は江川崎まで行きカ ヌーをするとのこと。挨拶をしてからいざ出発。 道の駅から与作に分岐した。これって本当に国道と思うような道幅で、そのせ いか交通量は皆無であった。朝からヒルクライムであったが、標高差も300m位 で、あっという間に杓子峠に着いた。 峠では、一日のうち最も大切な仕事をした。宿の予約である。この結果でその 日の目的地が定まるのである。携帯電話を取り出し、河口から手ごろな距離に ある西土佐村と十和村の役場で宿を問い合わせ、片っ端から電話した。そこそ こ上流まで行きたかったのであるが、残念ながら上流の方の宿は全く予約でき なかった。最後の手段をとった。松月荘に今晩も泊まることになった(ちなみ に松月荘は1泊2食付6000円台で美味しい魚類を腹一杯食べられるので、お勧め です。ちなみにお寿司屋さん併設)。あーあ、こんなことなら荷物を置いてく れば良かった。 一仕事終えて、中村側に下ったが、ぜんぜんスピードが出ない。海からの強風 で、今日も向かい風であった。 やっとのことで中村に着いた。もうすぐ河口なのだが、もったいぶって339号 で海側から河口を目指した。が、海岸沿いの42号に出ても、あまり海への展望 は開けなかった。それでも、ときどき木々の切れ目から太平洋の砂浜がちらり と見えた。 ようやく河口の横の砂浜に出た。工事をやっているので、河口そのものには近 づけなかったが、碧い水がどくどくと海へ流れ込んでいくのが見えた。同じ場 所からは太平洋の大海原も見える。 さて、ここから四万十川を遡る後半戦である。堤防上の道を選んで進むが、な ぜかまた向かい風(おかしいなあ)。 ふと川に目をやると、屋形船が何艘か出ていた。船で四万十川下りというのも よさそう。 中村から西土佐にかけても、沈下橋がいくつかあった。絵になる風景である。 たいてい道路脇に標識が設置されているので、脇道に入って橋見物に行った。 江川崎では、カヌーをやっている女性はいないかと気になったが、見つからな かった。仕方ないので、おにぎりを食べて、エネルギー充填。 江川崎から上流では、四万十川は岩盤を侵食したような岩場の川となった。向 かい風も和らいだ。川を眺めながら快調にペダルをこぐと、1時間ほどで大正 町の松月荘に帰ってきた。 第4ステージ(大正-中村-大正)終わり。第5ステージ(四万十川源流制覇へ)へ続 く。 本日の走行距離: 131.5km でき